電子マネーや二次元コード決済を取り入れたい!考えられるメリットとデメリットとは

新型コロナウイルスの流行により、
非接触の支払い方法を導入したいと考えて
いるクリニックもあるのではないでしょうか。

電子マネーや二次元コードによる決済方法は、
スタッフの負担軽減や集患対策などにつながります。

しかし、クレジットカード決済に比べ
医療機関での導入例は少なく、
二次元コード決済については9割以上の医療機関が
導入していないのが現状です。

今回は、クリニックで電子マネーや
二次元コード決済を取り入れるメリットとデメリットについて解説します。

クリニックで電子マネーや二次元コード決済を導入するメリット

クリニックの会計に電子マネーや
二次元コード決済を導入すると、クリニック側と
来院者側の双方にさまざまなメリットがあります。

■クリニック側のメリット

クリニック側のメリットとして、レジ作業が
簡略化できるため、会計を担当するスタッフの
負担を軽減したり、会計作業にかかる時間を
短縮したりできることが挙げられます。

また、現金のように数え間違えることが
ないため、金銭の受け渡しに伴うトラブルを防げます。

現金が不要な支払い方法を導入すると、
レジで保管しておく現金が減るため、
防犯対策にもなります。

■来院者側のメリット

クリニックに来院する患者さんにとっての
メリットは、会計に伴う待ち時間や手間を
減らせることでしょう。

特に、子ども連れで来院する人にとっては、
会計時の現金の出し入れは負担が大きいものです。

また、新型コロナウイルスの流行に関連して
「非接触で支払いを完結したい」
という人が増えているため、電子マネーや
二次元コードで決済できると、来院者の安心につながるでしょう。

「予定外の検査が入って手持ちの現金が足りなくなってしまった」
といった場合に、現金払い以外の支払い
方法が選択できるのも、来院者にとってのメリットです。

クリニックで電子マネーや二次元コード決済を導入するデメリット

電子マネーや二次元コード決済を取り入れる場合には、いくつかのデメリットがあることも理解しておきましょう。

■導入費や維持費がかかる

電子マネーや二次元コードによる支払いを
導入する場合には、決済代行業者を
利用するのが一般的です。

また、電子マネーや二次元コードを読み取る
ための機器を導入する必要があるため、
決済代行業者への手数料や機器の導入費用などがかかります。

■使用する機器の操作方法を覚える必要がある

電子マネーや二次元コードを読み取るための
機器の操作方法などについては、
導入時にその方法をスタッフにも覚えてもらう必要があります。

とくに、これまで現金払いのみに対応して
いたクリニックでは、スタッフが操作に
慣れるまで時間がかかるかもしれません。

■支払い時のトラブルにスムーズに対応できない可能性がある

決済に使用する機器の動作不良などに
よって、支払い時にトラブルが発生するリスクがあります。

トラブルの原因によっては、即時解決
できない場合があるため、トラブル発生時の
対応方法について事前に確認し、
スタッフ間で共有しておく必要があるでしょう。

■来院者の年齢層によっては需要が低い

高齢の患者さんが多いクリニックの場合、
電子マネーや二次元コード決済の需要は
低いことが予想されます。

「わざわざ導入したのに利用者がいない」
といった状況になると、導入費や維持費が
無駄になってしまう可能性があるでしょう。

■入金までにタイムラグがある

即日集金できる現金払いとは異なり、
電子マネーや二次元コード決済の場合には、
入金までに時間を要することがあります。

入金のタイミングは、決済代行業者に
よっても異なるため、契約前に確認しておきましょう。

クリニックの状況にあった決済方法を選ぶことが大切

電子マネーや二次元コード決済の導入には、
スタッフの負担軽減や集患効果といった
メリットがあるものの、
コストや利用率などを考えると
「現金払いだけで十分だった」
といったことになりかねません。

新しい決済方法を導入したいと思ったら、
まずは電子マネーや二次元コード決済を
導入するメリットとデメリットについて、
しっかりと理解する必要があります。

また、導入する決済方法や決済代行業者を
決める際には、サービス内容の比較を
行った上で、自院の状況にあったものを選びましょう。

看護師 K.H.

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