お気に入りの制服でモチベーションアップ!小さなクリニックでもできる福利厚生とは?

クリニックのスタッフとして勤務する上で欠かせないのが制服です。

大病院では制服を支給することが多いですが、
小規模のクリニックでは自前で用意するケースも
多いのではないでしょうか。

医療従事者の制服は着飾ることが目的では
ありませんが、お気に入りの制服、その人に
合った制服はスタッフを元気にします。

今回は制服についてのお話です。

自前で制服を用意するのは意外と大変

看護師は自前の白衣、事務員はオフィス
カジュアルという場合、それぞれ仕事着を用意する必要があります。

ナース服やオフィスカジュアルの服は上下セット
で5,000円くらいから買えますが、あまり安い
ものだと中に着ているものが透けたり、
伸縮性がなかったりと使いづらいものもあります。

ある程度しっかりしたものを用意するとなると
10,000円程度はかかります。

日々の勤務において身だしなみを整えることも大切なポイントです。

清潔な衣服を身に着けるためは、制服は
複数枚必要になるため、意外と出費がかさみます。

自分で買うとなると、機能性やデザインよりも値段を重視してしまいがちです。

特に白衣は病院以外で使用する機会がありません。
仕事のためだけに準備することになります。

その上、靴も必要になればさらに出費が増えます。

「あまり好きではないけれど、仕方ないか…」
と購入するケースは少なくありません。

たかが制服されど制服

制服はある程度の性能のものならどれも同じ
だと思われるかもしれません。

しかし仕事中ずっと体を覆う制服は、
着ている人に影響をもたらします。

しゃがむたびにズボンが突っ張る、
ポケットが使いづらい、なんとなく窮屈な感じが
する…これらは着ている人にとっては大きなストレスです。

またビジネスマンに「勝負服」(重要なプレゼン
などの際着る、お気に入りのスーツ)があるように、
洋服は着る人の心にも影響します。

制服が仕事をするわけではありませんが、
制服を着た人が気持ちよく働くことができれば、
仕事の内容は変わります。

お気に入りの制服はその人のモチベーションを
上げる力があります。

たかが制服、されど制服なのです。

小さなクリニックでおすすめの方法

クリニックオリジナルの制服を作成するとなると、
かなりのコストがかかります。

それが難しい場合の方法をご提案します。

看護師の場合は入職時にカタログから好きな
商品を選んでもらい、それを支給するというやり方です。
それなら看護師の好みや体格に合わせたものを選べます。

あらかじめ選択肢を用意することで、クリニックの
雰囲気に合うものだけを候補として挙げることもできます。

靴に関しては実際に履かないと購入できない
人もいるので、上限金額を設定し購入してもらう
ことをお勧めします。

事務員の場合はポロシャツなど、簡易的な
制服を用意する、カーディガンやジャケットなど
羽織るものを支給する、制服代として決まった
金額を支給する方法があります。

入職時に支給することで、スタッフの出費を
抑えられるだけでなく、
「クリニックはあなたを大切にしていますよ」
というメッセージにもなります。

単に制服を支給するのではなく、スタッフが
選べるようにすることで、スタッフ自身も
仕事について前向きな気持ちになることができます。

さらにプラスアルファするなら

実は文房具などを実費で用意するスタッフも少なくありません。

自分にとって使いやすいペンや、常にポケットに
入れおきたいハサミ、印鑑、クリップ式の時計、
聴診器などがあります。

クリニックに常備され、自由に使えるものでも
常に自分のそばに置いておきたい、
使い勝手の良いものにしたい場合は自分で
用意しようと考える人が多いようです。

そういった出費をクリニックで賄う仕組みにしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

最近では、役割によって制服のデザインや
色を分けて患者さんにわかりやすく対応する
工夫をしていたり、クリニック全体の雰囲気や
イメージに合わせた制服を用意することで
統一感や一体感を持たせるなど、制服に
期待する役割が広がってきているようです。

しかし、クリニックの規模やコストの面で
対応が難しいこともあるでしょう。

ただ、スタッフにとって制服は勤務時に
常に身に着ける「勝負服」であり、
お気に入りの一着で仕事ができれば
モチベーションが上がるのでないでしょうか。

入職時にスタッフ自身が選んだ好きな制服を
支給することで、コストをあまりかけずに
スタッフを喜ばせることができます。

先生のクリニックでも取り入れてみてはいかがでしょうか?

看護師M.M

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