時給アップだけじゃない! スタッフがうれしいコトとは?

スタッフが定着するよう時給を上げる、
というのはシンプルで分かりやすい対策です。

時給が高ければ、求人もしやすくなります。

経済的負担は伴いますが、思い切って
やるしかないか…という先生へ。

スタッフが過ごしやすい職場環境を整える
のもひとつの解決策になるかもしれません。

今回は時給アップ以外に
スタッフが働きやすいと感じる職場に
ついてのご提案です。

もくじ
知っていますか?スタッフの休憩時間
良い休憩はよい仕事を生む
こんな休憩室だとうれしい 
楽しい休憩は人間関係も良くする
まとめ

知っていますか?スタッフの休憩時間

多くの先生が、午前と午後の診察の間
の時間を休憩としていると思います。
しかし、このときに企業との打ち合わせ、
紹介状などの書類作成といった、
診察以外の仕事をされることも多く、
休診時間だけど、休憩時間ではない…
と感じている先生は多いのではないでしょうか。

一方でスタッフの休憩時間はどうでしょうか?

外にランチを食べに行く、
一度自宅に戻る、
クリニックの休憩室で過ごす…
それぞれの過ごし方があります。

実際にその姿を目にしたことがありますか?

スタッフが休憩時間をどう過ごしているかは、
職場環境を考える上で大切ですが
意外と見落としがちなポイントです。

良い休憩はよい仕事を生む

お昼休憩は単なる食事の時間ではありません。

心と体をリフレッシュさせ、午後の仕事に
備えるためのものです。

企業では、
仮眠室を設ける・軽い運動ができる
ようにする・異なる部署のスタッフが
雑談できるようにするなど、
充実した休憩のために
さまざまな取り組みをしています。

先生は休憩をどのように考えていますか?

医師は医学部受験、大学生活、国家試験、研修期間、病院勤務…
ずっと多忙を極めています。

休憩らしい休憩を取れずに過ごされて
きた方が多いのではないでしょうか。

開業医として成功されている先生は
ある意味鉄人です。

短いながらも効果的な休憩をし、
心と体の管理ができているからこそ
今があるのでしょう。

しかし、多くのスタッフは普通の人です。

休憩を取ることの重要性に気づいて
いない人も多いはずです。

先生が
「休憩を大切にしましょう」
「しっかり休むことを応援します」
という姿勢を見せることが大切です。

こんな休憩室だとうれしい

それぞれが周りの目を気にせず自由に
横になれるスペースがある、というのは
最高ですね。

スタッフは座りっぱなし、立ちっぱなしで
いる時間が長いため、体をゆっくり
休めたいものです。

とは言っても、それだけのスペースの確保は
なかなか難しいことです。

では、診察室や待合室を自由に
使えるようにしてみませんか?

これを正式に認めているクリニックは
少数派です。

十分な休憩スペースを別途確保する
ことが難しい場合、今ある空間を有効に
活用することを考えてもよいかもしれません。

ポイントは、全てのスタッフが
平等に休めるということです。

衛生面への配慮は必要ですが、
休憩時間内に原状回復するなら自由に
過ごしてよいと院長が宣言することに
意味があります。


もう一つは食事場所です。

匂いを気にしなくて良い部屋が理想です。

診察室や待合室で食事をすると、
どうしても匂いが残ってしまいます。

さすがにキムチやニンニクは避けるとしても、
カップ麺やコンビニのお弁当の匂いも
注意が必要です。

食べられるのはおにぎりか、サンドイッチ、サラダ。
ダイエットには最適かも知れませんが、
好きなものを食べられないのは
結構なストレスになります。
スタッフにとって食事場所の確保は
かなり大切です。

クリニックの造りや診療時間などの
兼合いで、どれも難しい場合も
あるでしょう。

そんな場合は、使用頻度の低い場所に
可動式のパーテーションやカーテンを設置し、
簡易ではありますが人目を気にしないでよい
スペースを食事場所として確保するのも
一つの方法です。

また、休憩時間の楽しみに、
ちょっとした食べ物を差し入れするのも
喜ばれます。

クッキーなどのスイーツだけでなく、
コーヒーやお茶、お湯を注ぐタイプのスープも
おすすめです。

楽しい休憩は人間関係も良くする

それぞれが自由な時間を過ごし、リラックス
できると大らかな気持ちになります。

昼寝をする人、本を読む人、散歩に
出かける人など、
「それぞれの過ごし方があるのだ」と
思えれば仕事でも同様に相手を認める
ことができます。

リラックスすると自然と雑談も増えます。
「うちで飼っている猫がね…」
「この間観た映画がまさかの!」など
ワイワイ話すことでお互いの心の距離が
縮まります。

気軽に話せる関係は、
気軽に仕事の相談もできます。

「あの伝票の処理はこうした方が」
「あの患者さんはこんな風に対応しませんか?」と
業務改善につながる話がしやすくなり、
議論が活発になるのです。

まとめ

スタッフが喜ぶのは時給アップだけ
ではありません。

軽視されがちな休憩時間の過ごし方を
見直すことに、スタッフの定着と
業務改善の鍵が隠されているかも知れません。

看護師M.K.

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