クリニックに来院する患者さんの数は、
天候によって左右される傾向があります。
特に、梅雨や猛暑の日などは、
患者さんの数が少ないのではないでしょうか。
このように外出に適さない天候の日だからこそ、
来院されたときに気持ちよく過ごせるような
対策が必要です。
これまでクリニックでは行われることが少なかった
雨の日のサービスや工夫について考えてみませんか?
もくじ
天気が悪い日はなぜ患者さんが減るのかを考える
雨の日でも快適に過ごせるサービスとは
-雨の日だけ送迎サービスを行う
-クリニックの入口にティッシュやペーパータオルを準備する
-傘の貸し出しをする
-玄関マットで気分を変える
足元が滑らないように注意を
まとめ
天気が悪い日はなぜ患者さんが減るのかを考える
雨の日は、外出を控える患者さんが増えます。
具体的にどのような理由が考えられるでしょうか。
- 雨に濡れたくない
- 自転車やバイクが使えない
- 気分がよくない
- 体調が悪い
- 外出自体が面倒
などが挙げられます。
このような場合、
あなたが患者の立場だとしたら、
どんなサービスがあればいいと思いますか?
まずは、雨の日にあなたのクリニックで
どんな問題があるか考えてみましょう。
雨の日でも快適に過ごせるサービスとは
天候が悪い日でも
患者さんがクリニックで快適に過ごすには
どのようなサービスがあれば良いと思いますか?
雨の日だけ送迎サービスを行う
駅から少し離れている、立地的に自転車やバイクで
来院する方が多いクリニックや、
家から出るのが億劫と思ったりする患者さんのために、
雨の日限定での送迎サービスを検討してみてはいかがでしょうか。
クリニックとしては、毎日は難しいと思う場合でも、
雨の日だけの限定であれば費用を抑えることができます。
また、雨の日に体調が悪くなった患者さんにも喜ばれます。
クリニックの入口にティッシュやペーパータオルを準備する
雨の日に患者さんがクリニックに到着すると最初に
何をするでしょうか?
1.傘をたたみ、傘立てに入れる。
↓
2.衣服や持ち物に付着した水分を拭く
↓
3. 診察券や保険証を受付に提出したり、問診表を記入する
といった順番でしょう。
ここで必要になるのが、ティッシュやペーパータオルです。
ティッシュは靴の汚れなどを拭き、
ペーパータオルは体やかばんなどに付着した雨を拭きます。
このように、ティッシュやペーパータオルが
クリニックの入口に準備してあると、
患者さんは自分で拭くものを用意する
必要がありません。
また、濡れた手で診察券や保険証を渡されることで
素材によってはふやけたり文字が滲んでしまったり、
待合室の椅子が、濡れたかばんを置くことで
濡れてしまって他の方が座れなくなる、といったことも
防ぐことができます。
傘の貸し出しをする
仕事帰りなどで突然の雨の中、
来院される患者さんもいます。
そのような方のために、
置き傘を用意しておきましょう。
置き傘は返さなくてもいいようにしておいたほうがよいでしょう。
そのため、簡単なビニール傘などを用意します。
玄関マットで気分を変える
玄関マットは明るい色のものを用意します。
クリニックの入口は、第一印象を与える場所です。
雨で水が溜まっていたり、
薄汚れたマットが置いてあったりすれば、
あまり気分の良いものではありません。
また、スリッパが無いクリニックは、
汚れた靴のままで歩くことになります。
明るい色のマットを利用すれば、
入口が明るくなるだけでなく、
雨の日でも明るい印象を与えることができます。
足元が滑らないように注意を
特に外靴のままで出入りをするクリニックでは
どうしても床が汚れてしまいがちです。
玄関マットでしっかりと靴底の汚れを落として
いただくよう貼り紙をしたり、玄関マットを
追加してマット上を歩く距離を長くするのも
ひとつの手段です。
スリッパに履き替えるシステムのクリニックでも、
体やカバンなどに付着した水滴で床が濡れて
しまうことがあります。
玄関でしっかりと水滴を払っていただくよう
案内を出しておくのもよいでしょう。
また、スタッフが待合室に出入りする動線上に
拭き取り用のモップを準備しておき、
気が付いたときにサッと拭き取れる体制を
整えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回、雨の日に行なうサービスや工夫について提案しました。
クリニックによっては、
難しい場合もあるかもしれません。
まずは、あなたのクリニックで雨の日に
どのような問題があるか考えてみましょう。
できれば、クリニックのスタッフ全員で
話し合うのがおすすめです。
医師や看護師だけでなく、
医療事務など普段患者と接することが
多いスタッフを集めて
話し合ってみてはいかがでしょうか。
看護師 U.M
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