子どものいる共働き家庭に喜ばれる!小児科での対応3つ

子育てをしながら働く親にとって、
子どもの体調不良は一大事です。

受診の付き添いや看病による身体的な
負担はもちろん、子どもの体調への不安や、
職場や保育園とのやり取りなど、
精神的な負担も大きくなります。

共働きの家庭が増加しているなかで、
働く親はどのような対応を
小児科に求めているのでしょうか。

今回は、働く親が嬉しいと感じる
小児科での対応について解説します。

働く親を悩ませる子どもの急病

共働き家庭の母親を対象にした調査によれば、
「仕事と家庭の両立で悩んでいることや
困っていること」の第3位は
「子どもの急病」なのだそうです。

共働き世帯が右肩上がりに増え、企業の
働き方改革が進んでも、子どもの体調不良への
対応に悩む親が多いという現状があります。

働く親の悩みは、子どもが体調を崩した日に
仕事を休まなければならない、
ということだけではありません。

子どもの体調不良が長引きそうであれば、
病児保育などの預かり先を手配したり、
次の受診のタイミングに合わせて、
勤務時間を調整したりしなければなりません。

病中〜病後の子どもを世話しながら、
子どもの預け先や仕事の心配もしなければ
ならない状況は、働く親にとって
負担が大きいものです。

小児科には、このような親の悩みに
寄り添った対応が求められるでしょう。

働く親に喜ばれる小児科の対応3つ

では、働く親にとって嬉しい小児科の対応とは、
どのようなものでしょうか。

ここでは、おすすめしたい
3つの対応について紹介します。

◾️薬の処方について相談できる

保育園や幼稚園では、原則として子どもに
薬を飲ませたり塗ったりできません。

そのため、医師の処方通りに薬を使えないという
悩みが出てくるのです。

医師の方から、
「内服薬の処方は1日2回にしますか?3回にしますか?」
「塗り薬と貼り薬のどちらが良いですか?」
といったような声かけがあると、
親に喜ばれるでしょう。

医師が、日中にも薬を使用した方が良いと
判断した場合には、園に対する指示書が
必要になることがあります。

自治体や園で書式が決まっている場合が
ありますので、事前に確認してから記載しましょう。

◾️感染症の流行情報をシェアしてくれる

働く親は、インフルエンザやノロウイルスなど、
感染症の流行情報にとても敏感です。

感染症に罹患している可能性があると
わかれば、体調不良が長引くことや、
きょうだいに感染することが予測できるため、
早めに仕事の調整などをしておけるからです。

近隣の保育園や小学校などで、そのとき
流行っている感染症があれば、
一言伝えてあげると良いでしょう。

◾️日曜・祝日の診療や、早朝・夜間の診療がある

フルタイムで働いていると、子どもを小児科に
連れて行きたくても、診療時間内に間に合わない
ことがあります。

子どもの体調不良で欠勤が続いた後には、
通院のために仕事を休んだり、勤務時間を
調整したりするのが難しい人もいるでしょう。

そのため、日曜日や祝日の診療がある小児科や、
時間外診療の日を設けている小児科は、
働く親にとって心強い存在です。

休日診療や時間外診療には、仕事を休みにくい
父親が受診に付き添えるというメリットもあります。

子どもが急病のときには、母親が仕事を休む
家庭が多いため、通院だけでも
父親に代わってもらえると助かるでしょう。

働く親を喜ばせるのは「かゆい所に手が届く」ような小児科

働く親にとって、
「近隣の小児科とは違った診療体系をとっている」
「家庭の状況に合わせた対応をしてくれる」
といったことは、かかりつけの小児科を
選ぶときの重要なポイントです。

まずは、時間やコストをかけなくてもできる
対応から、取り入れてみてはいかがでしょうか?

看護師 S.H.

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