放置していませんか?HPやSNSを続けるコツをご提案

インターネット上での情報発信は、
今や欠かせないものとなりました。
多くのクリニックでは
独自のホームページ(HP)や
SNSアカウントを立ち上げて運用しています。

しかし診療業務に追われてしまい、
休診やワクチン接種のお知らせだけで、
肝心の内容が充実していない…
というケースもしばしば。

HPやSNSの更新状況や掲載内容の印象は
クリニックのイメージに直結します。
今回は持続可能な情報発信について
ご紹介します。

まずは現状の見直しから

はじめに、HPやSNSの更新状況を
確認することから始めます。

HPの「院長のコラム」が
2年前から更新されていなかったり、
Xで発信したのは急な休診だけ、
などはよくあることです。

近隣や同業種のクリニックと
発信している内容や頻度を
比べるのも効果的です。
また、スタッフに率直な意見を求め、
改善点を話し合うことも必要です。
さらに、患者さんに感想を尋ねるのもひとつです。

見直しで大切なことは、現状のHPやSNSの
良い点と悪い点を明らかにすることです。

テーマとルールの設定

つづいて行なっていただきたいことが、
「テーマ」と「ルール」の設定です。

「テーマ」の設定:何を目的とするのか

そもそも何のために情報発信を始めたのでしょうか。
「HPのないクリニックなんて時代遅れ」
「とりあえずSNSをやってみよう!」
といった曖昧な目的だったかもしれません。

そこで、今一度テーマを設定し、
目的を明確にすることをおすすめします。
例えば、
「患者さんに対し治療の情報を発信する」
「患者さんとスタッフの心の距離を縮めたい」
「集患につなげたい」
「よくある質問に対応して業務を効率化したい」
などがあります。

また、目的によって
発信する内容や頻度が異なるため、
テーマを複数設定しないよう
注意が必要です。

テーマを1つに絞ることで
発信のしやすさにつながるだけでなく、
クリニックのビジョンを再確認することができます。

何を1番のテーマにするのか、
長期的な目線でテーマを設定することが大切です。

「ルール」の設定:書き方と公開手順を決める

次にルールを決めます。
以下のような最低限のルールを
まずは設定しましょう。
・マイナスな表現は用いない
・ですます調にする
・生成AIは使わない
・掲載前に必ずダブルチェックをする

テーマで設定した
「誰に何をどう伝えたいのか」によっても
ルールの内容は変わります。
そのため、前述したテーマの設定と
目的の明確化が重要となっていきます。

また、SNSでの炎上は
発信側の認識と受け手側の認識に
ズレが生じた場合に起こります。
運用ルールを決めることで、
炎上のリスクを予防することにもつながります。

発信者を固定し一定頻度で更新

次に、HPやSNSの更新を放置しないために
更新頻度を決めます。
週に1度、月に1度でも良いでしょう。

また、できれば発信者を固定します。
表現や内容の一貫性を保ち、
読み手に安心感を与えるためです。

SNSの知識が豊富なスタッフや、
文章表現が得意なスタッフなど、
3人程で発信ができるようにします。

外部の業者への委託も考えられますが、
院内スタッフなど、クリニックの内情を
知っている人が良いでしょう。

HPやSNSの運営を院内で実施することで、
委託での運用では出し切れない
クリニックの個性を表現することができます。
また、実際のクリニックと掲載情報の間に
乖離が生じることを防ぐことができます。

患者さんががっかりするのは
インターネットで調べた内容と
実際のクリニックが異なることです。
そのため、外部の業者に委託する場合でも
クリニックのスタッフで
丁寧な原稿チェックを行うことが大切です。

医療法と個人情報に注意

クリニックの情報発信では法令遵守が必要です。
医療法では広告に関する定めがあり、
医療広告ガイドラインに添った
情報発信が求められます。

個人情報の取り扱いにも注意が必要です。
患者さんの名前や疾患などの個人情報を
発信しないのは当然のことですが、
何気なく患者さんと話した会話を
クリニックのHPやSNSに掲載することは控えましょう。
「私が話したことを勝手に載せている」と
患者さんは思うかもしれません。

患者さんとの会話を投稿したい場合は、
あらかじめ了承を得ると良いでしょう。

ここで書面による了承を得るのか、
口頭で構わないのかという問題が生じます。
患者さんとの日々のやり取りを通して、
ほっこりする話題を提供したい場合、
書面での了承は仰々しいと感じるかもしれません。

どのような場合に書面での了承が必要か、
法律家に相談し、基準を決めておくと運用がスムーズです。

まとめ

HPやSNSを始めたけれど、
あまり活用できていない…
というクリニックは少なくないでしょう。

しかし、更新できずに
放置された状態では
マイナスの印象を与えてしまいます。
また、放置されたSNSアカウントや
維持管理をしていないHPは
乗っ取られるリスクも発生します。

情報発信は法律や炎上防止など、
配慮すべき点も多く、
スタッフにとって大変なことかもしれません。

しかし、テーマを絞って
コツコツ発信することで、
クリニックにあった運用方法が
定着する可能性があります。

また、クリニックの特長を発信するために
HPやSNSをうまく活用することできれば、
集患にもつなげることができるかもしれません。


看護師 M.K.

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