コロナ禍でも安心できる小児科とは?求められる4つの対応
コロナ禍でも安心できる小児科とは?求められる4つの対応

新型コロナウイルス(COVID-19)の流行によって、
今まで以上に病院での感染対策に対して、
厳しい目が向けられるようになりました。

特に小児科では、子ども同士の飛沫接触や接触感染、
おもちゃや本を介した感染の可能性もあり、
母親や父親は子どもの受診自体を遠慮する動きが見られています。

では、どうすれば不安を緩和できるのでしょうか?
今回は、具体的な方法について詳しくご紹介いたします。

新型コロナウイルスの恐怖がもたらす影響

新型コロナウイルス感染症は、
一般の人々にとっては
「よくわからない怖いウイルス」
という印象が強い感染症です。

そのため、未知のものに対する恐怖から、来院を控える方が増えています。

しかし、このウイルス以外にもさまざまな感染症や病気が数多くあります。

新型コロナウイルス感染症を怖がるあまり、
それ以外の感染症や病気を見逃し、
重症化するようなことは避けなくてはなりません。

特に小児科では、乳児健診や予防接種などが行われます。

感染を恐れて適切なタイミングで受診ができないことは、
子どもに別の問題を背負わせることにもなりかねません。

子どもとその家族の不安を取り除く方法とは?

小児科に求められるのは、
受診する子どもとその付き添い者が安心して受診できる環境作りです。

対策のための4つのポイントをまとめました。

■他の受診者との距離を取れるようにする。

新型コロナウイルス感染症は、
飛沫や接触により感染すると言われているため、
適切な距離を取れる環境作りが必要です。

方法としては下記が挙げられます。
・待合室のイスの間隔を空けたり、向き合わないように一定方向に向かって並べる
・発熱や咳などの症状が出ている人を分けて待機できる場所を作る
・車での来院の場合は、車で待機してもらう
(順番取りシステムや個別のアラーム通知などがあると診療がスムーズ)
・予防接種や健診は、曜日や時間を設定したり、
 待機場所を別室に設けたりするなど、治療目的での来院者と分けられるようにする

■他の受診者との物理的接点を少なくする

小児科では、おもちゃや絵本なども接点になる可能性が高いです。
そのため、これらの接点を最小限にする方法としては下記が挙げられます。
・共用のおもちゃや絵本を撤去する
・撤去できない大型の遊具やおもちゃなどは使用禁止の張り紙を貼るか、目隠しする
・ドアノブや手すりなどの共用部分は定期的に拭き掃除する
・診察に必要なおもちゃは用意しておき、使うごとに消毒する
 また、聴診器や体温計などの医療機器の消毒も徹底することが必要です。

■密閉空間にならないようにする

新型コロナウイルス感染症の予防や受診者の不安軽減には、
下記のような対応が求められます。
・窓やドアを開けて換気する
・天気や気温などによって換気が難しい場合には、
 空気清浄機の導入や各部屋への配置を検討する
・自動換気システムのあるクリニックでは、そのシステムについて掲示したり、
 適宜換気をするなどの目に見える対応をとる

■受診にかかる時間を最小限にする

待ち時間を短縮する方法として、
順番取りシステムやウェブ予約などのシステム導入が挙げられます。
これらのシステムは、様々な会社で構築されており、
スマートフォンでの事前問診が可能なものや、電子カルテと連動可能なものもあります。

これらのサービスを導入することで、
・待ち時間の短縮
・待合室の混雑防止
・受診者同士の接触を最小限にできる
・業務が効率化できる
このようにメリットが多いです。

まとめ:
感染対策は積極的に発信して患者さん・家族に安心感を

上記のような感染対策や環境作りに加えて、
対策の内容を外に向けて積極的に発信しましょう。
クリニックのホームページの「お知らせ」や「新着情報」などに掲示したり、
SNSで告知することで、病院に対する安心感から受診をためらう気持ちが和らぐはずです。

新型コロナウイルス感染症による影響はいつまで続くかわかりません。
上記の対応が参考になれば幸いです。

看護師 S.H.

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