クリニックの広報の方法として注目されて
いるのがInstagram(インスタグラム)です。
文字が基本となるブログやTwitter等とは違い、
写真でクリニックの魅力を伝えられる
サービスになります。
どんなサービスなのか・クリニックの広報に
活用する方法などを解説します。
インスタグラムとは
インスタグラムとは、
写真や動画を無料で共有できる
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
のひとつです。
2010年に登場して以来、利用する人は
増え続けています。
令和元年の総務省の調査では、
インスタグラムの利用率は下記の通りとなっています。
利用率 | |
全年代 | 37.8% |
20代 | 64.0% |
30代 | 48.6% |
40代 | 32.5% |
20~30代ではほぼ半数が利用しており、
患児の親世代に向けた広告として
有効なことがわかります。
インスタグラムの魅力とは
インスタグラムは、スマートフォンの
専用アプリやパソコンなどで
簡単に見ることができます。
インスタグラムの特徴として、文字ではなく、
写真と動画を投稿することを主としている
ことが挙げられます。
文字を書くのが苦手な場合や、
写真を撮るのが好きなスタッフがいる場合には
最適なツールです。
もちろん、文字の入力もできますので、
写真をメインとした投稿に、
文字で補足を入れられます。
「映える(ばえる)」という言葉が、
2018年の新語大賞にも選ばれましたが、
写真映えする新規開院したクリニックや
リフォームしたクリニックなどの
広報にもおすすめです。
また、顔出しOKの患児がいるなら、
モデルになってもらうのもいいですね。
小児科クリニックのインスタグラム活用術
インスタグラムを活用してクリニックの広報を
行っているところは、多くあります。
小児科クリニックならではの、
インスタグラム活用術を見てみましょう。
■映える外観・内装写真を掲載
最近開院・改装した小児科クリニックは、
子どもが喜ぶようなポップなデザイン・カラーの
建物だったり、内装が凝っていたりと、
インスタ映えするところが多く見受けられます。
アイキャッチの意味でも、
どんどん写真を掲載するといいですね。
同じ小児科を標榜するクリニックでも、
新しく明るいイメージのクリニックのほうが、
子ども受けもママ受けもすることでしょう。
また、院内の様子がわかる写真は、
外からは見ることのできない
中の様子がわかるため、これから受診を考える
人にとっては、受診のきっかけになることが
期待できます。
■医師、医療スタッフの写真を掲載
まったく知らない人に診察してもらうのは
不安と感じる方も。
医師や看護師などのスタッフの写真、
特に笑顔の写真が掲載されていると
患児とその保護者に安心感を与えられるでしょう。
もちろん、写真を裏切らない、
対面での笑顔の対応も大切です。
■ホームページへの導線確保
クリニックのホームページへのアクセスは、
検索エンジンなどからの流入が主でしょう。
しかし、インスタグラムやTwitterなどの
SNSを運営することで、検索エンジン以外からの
流入経路を確保できます。
アクセス方法が増えれば、
それだけアクセス数も増え、
クリニックの認知度も上がることになります。
■診療時間の変更などのお知らせを掲載
ホームページに診療時間の変更などの
お知らせを載せていたとしても、
そのホームページを訪れない限りは
目に触れない情報です。
周知して欲しい内容も、
届かない可能性があります。
インスタグラムに載せれば、
新着情報として表示され、フォローして
くれている患者さんの目に入りやすくなります。
診療時間などのお知らせのほか、
待ち時間に遊べるおもちゃを導入したり、
入れ替えたりしたときに紹介するのもいいですね。
最新のおもちゃで遊びたいという欲求が、
クリニックに対するマイナスイメージを
払拭してくれるかもしれません。
■いつもは見えない日々の努力の見える化
感染対策の様子や、清掃の様子、
機器のメンテナンスの様子など、
いつもは見えていないけれど、患者さんのために
行っている日々の努力があるはずです。
その努力をさりげなく動画で公開
してみるのもいいですね。
適切な環境整備や機器の管理が
行われているクリニックは、安心感があります。
■イベントの告知を複数回行う
小児科ならではの、子ども向けやママ向け
イベントを行うクリニックもあり、イベントの
告知にインスタグラムが利用されています。
ホームページのように1回掲載するだけでは、
目に触れる機会が少ないですが、
インスタグラムで複数回掲載すれば、
告知の効果はより高くなることでしょう。
外からは見えにくいクリニックの中をインスタグラムでオープンに
初めて行く小児科クリニックは、
親も子どもも不安いっぱいです。
周りに複数の小児科がある場合は、
どこに受診すればいいだろうと悩む親御さんも。
そんなときに、明るい院内や優しそうな
スタッフいる写真がインスタグラムに掲載
されていれば、「ここ良さそう」と
思ってもらえるはずです。
オープンな雰囲気は人を引き寄せます。
ぜひ、インスタグラムを有効活用して、
集患に活かしましょう。
看護師 S.H.