日々のちょっとしたイライラにアンガーマネジメントを

忙しい業務の中で、何だかイライラしてしまう。
コンプライアンスの悪い患者さんに怒ってしまう。
作業中に別の要件を言われて、ため息が出る。
イライラしたい訳じゃないのに止められない。

こうしたイライラを減らすために、
簡単にできるアンガーマネジメントをご紹介します。

医療従事者の見えない敵は「イライラ」

医療現場は先が見えにくいのが特徴です。

・来院患者数が読めない
・診察しないと検査や処置が決まらない
・患者さんの希望は人それぞれ
など、予測外の出来事で溢れています。
クリニック経営と診療をこなす場合は尚更です。

医療従事者はその中で柔軟で正確な
対応が求められ、ストレスフルな毎日を
過ごしています。

イライラは集中力の低下や疲労感の増強をもたらします。

ついつい強い発言をしてしまうなど、
人間関係にも問題が起こりかねません。

しかしイライラのきっかけは曖昧で、
対策をすることができません。
それぞれが個人の努力で精神状態を
保ちながら、勤務しているのです。

医療従事者は見えない敵と戦っているのかもしれません。

イライラと戦わない方法

イライラと真正面から対峙するのは、非常に疲れます。

イライラを敵とせず、戦わないのが得策でしょう。
とは言っても、怒らないようにしよう…というのも難しいです。

まずはイライラの原因を考えてみると良いかもしれません。

自分にとって想定外の出来事がイライラの原因です。

その想定の基になるのが、以下になります。
・当然それをするだろうという「◯◯すべき」
・一般的にはこうするだろうという「普通は◯◯」
・自分の立場を理解してくれるだろうという「自分は◯◯なのに」

実は敵は外にあるのではなく、自分の中にあるのです。

しかし、自分自身と戦う必要はないと思います。

「ああ、自分はこんなことにイライラするんだな」と
客観的になるのはいかがでしょうか。

イライラは相手にぶつけるものではなく、
自分を知る機会になるものと考えてみると、
敵ではなく、むしろ味方だと認識できます。

許すのではなく視野を広げる

客観的になりイライラの基になる感情を
手放すポイントは、視野を広げることです。

自分の中の常識や自分の立場は、
世界的に見れば当たり前ではないのかもしれません。

文化人類学の世界では、驚くべき
文化の違いが明らかになっています。

その違いはどちらが正解と決めることはできません。

極端に言えば人が怒っているとき、
普遍的な真理に基づいてではなく、
自分の好みで怒っているのです。
まずはそれを認識することが大切です。

そしてイライラした時には、
「相手にも事情があるんだろうな」と心の中で唱えます。

イライラの原因は相手ではなく、自分の中にある。

そして自分自身は偏った価値観を
持っていて、相手にそれを押し付けるほど
確かなものではない、とそこまで思えたら
イライラする機会が減るかもしれません。

医療はある程度科学的に「すべき」が決まっている世界です。

内服や生活習慣など、治療のために必要なことが多くあります。
それを守らない患者さんに対して
イライラを覚えるのは自然なことかもしれません。

しかし、医学の歴史を振り返ると、
かつての治療方法が今では禁忌になっているケースがあります。

科学ですら変化をするものであり、
完全ではないと思えるでしょう。

患者さんは病気を治すことを望んでいますが、
病気を治すためだけに生きることは望んでいないでしょう。

「こうしないと治らない」
「治りたい人は指示を守るはずだ」
という固定観念にとらわれず、
患者さんの事情を知ろうとしてみてはいかがでしょうか。

その姿勢がイライラを減らすことにつながるかもしれません。

まとめ

日々イライラというストレスに晒されている
医療従事者ですが、イライラの原因は自分の中にあります。

「◯◯すべき」
「普通は◯◯」
「自分は◯◯なのに」
という感情を手放すと良いかもしれません。

「相手にも事情があるんだな」と
思うことでイライラを減らすことができます。

一生懸命に仕事をしている人ほど
視野が狭くなりがちです。

視野を広く持つことで、イライラしない
毎日を過ごせるかもしれません。

看護師 M.K.

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