デジタルサイネージとは?導入のメリット・デメリットとクリニックでの活用例を紹介

「デジタルサイネージ」というメディアを
ご存知でしょうか。

デジタルサイネージは、ディスプレイや
タブレットを使った情報発信により、
診察までの待ち時間を有効活用したり、
掲示物を減らして待合室をスッキリ
見せたりするのに役立ちます。

この記事では、クリニックの待合室に
デジタルサイネージを導入するメリットと
デメリット、具体的な活用方法について紹介します。

もくじ
デジタルサイネージとは
デジタルサイネージを取り入れるメリット
デジタルサイネージを取り入れるデメリット
デジタルサイネージの活用例
1.診療時間や診療内容などの案内
2.治療や検査についての紹介
3.生活習慣病や感染症に関する情報発信
デジタルサイネージを活用して効果的な情報発信を

デジタルサイネージとは

デジタルサイネージとは、電子的な表示機器
を使用して情報を発信するメディアです。

公共施設や交通機関、ショッピングモール、
コンビニエンスストアのほか、最近では
学校や病院でも情報発信ツールとして活用されるようになりました。

「店先に設置したモニターで、セール品や新製品の情報を流す」
「空港内のディスプレイで、飛行機の運航状況を案内する」
といった活用事例があります。
また、デジタルサイネージは、広告や
案内板としてだけではなく、商業施設や
テーマパークなどの空間アートにも用いられています。

デジタルサイネージを取り入れるメリット

映像や音声を用いて、視覚的にアプローチ
できるデジタルサイネージは、クリニック
でもさまざまな情報の発信に活用できます。

待合室にデジタルサイネージを導入すれば、
下記のようなメリットが得られるでしょう。

  • 診察や会計までの待ち時間を有効に活用できる
  • ポスターやパンフレットよりも来院者の目を引きやすい
  • 1台の端末で複数のコンテンツを表示できるため、紙媒体よりもスペースを取らない
  • 時間帯によって表示内容を変更できる
  • 内容の修正や変更が、紙媒体よりも簡便である
  • 印刷代などのコストや、貼り替えに伴うスタッフの手間を減らせる
  • 不要になったパンフレットやポスターなどのゴミが減る

デジタルサイネージを活用して、疾患や
治療、検査に関する情報を発信することで、
患者さんの健康意識やコンプライアンスを
高める効果も期待できます。

デジタルサイネージを取り入れるデメリット

デジタルサイネージを取り入れるデメリット
は、導入や運用にコストがかかることです。

導入時には専用のディスプレイを購入
したり、発信するコンテンツの制作を外注
したりする必要があるため、紙媒体よりも
コストは高くなるでしょう。

また、
「通信費や電気代がかかる」
「故障やトラブルの可能性がある」
といったこともデジタルサイネージのデメリットです。

院内テレビをデジタルサイネージに使用
して導入費用を抑えたり、運用サポートが
手厚いサービスを選んでトラブルに備えたりしておくとよいでしょう。

デジタルサイネージの活用例

デジタルサイネージのクリニックでの
活用方法としては、主に下記のような例が挙げられます。

1.診療時間や診療内容などの案内

クリニックの診療時間や診療内容、
駐車場の利用に関する注意点などについて、
診察や会計までの待ち時間を使って簡単に案内できます。
お盆や年末年始の休診日、代診のお知らせ
に活用するのもよいでしょう。

2.治療や検査についての紹介

クリニックで行っている治療や検査に
関する説明については、医師や看護師が
口頭で伝えるだけでは、患者さんにとって
わかりにくいことがあるでしょう。

イメージしづらい内視鏡検査の方法や
注意点なども、映像を用いて説明する
ことで、患者さんの理解が深まりやすくなります。

3.生活習慣病や感染症に関する情報発信

デジタルサイネージで健康情報を発信することによって、患者さんの満足度を高めたり、
待ち時間への不満を軽減したりする効果が期待できます。
内科クリニックに来院する人であれば、生活習慣病や季節性の感染症について関心をもつ人は多いでしょう。
「血糖値が高い人におすすめの食べ物は?」「今年は何型のインフルエンザが流行る?」など、
来院する人が興味を持ちやすい話題を選ぶのがおすすめです。

デジタルサイネージを活用して、自費診療や予防接種、
人間ドックに関する情報を発信するのもよいでしょう。
その場ですぐに予約ができるため、患者さんの手間を減らしながら、
クリニックの収益アップにもつながるかもしれません。

デジタルサイネージを活用して効果的な情報発信を

デジタルサイネージは、紙媒体のツールに
比べて来院者の目に留まりやすく、
スタッフの手間を減らしながら効果的に情報発信ができます。

費用やサポート体制、制作できるコンテンツ
の内容などは、サービス提供会社によって
異なるため、導入目的や予算に応じた会社を選ぶとよいでしょう。

看護師 K.Y

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