患児との共通の話題に!?20年以上続く子ども向け番組5選

来院した患児に話しかける際、緊張や
不安を緩和するために、どのような
声かけをしようか悩むことがあるでしょう。

共通の話題があればコミュニケーション
が取りやすくなりますが、相手が
低年齢児や初診の患児である場合は難しいですよね。

今回は、患児との共通の話題にしやすい、
20年以上続く子ども向け番組について紹介します。

子どもたちとの会話のネタとして、ぜひお役立てください。

もくじ
子ども向け番組を共通の話題にするメリット
20年以上続く子ども向け番組5選
1.それいけ!アンパンマン
2.仮面ライダー
3.スーパー戦隊シリーズ
4.ドラえもん
5.ポケットモンスター
共通の話題で盛り上がれば患児との信頼関係が深まる

子ども向け番組を共通の話題にするメリット

患児と医師との間に共通の話題があると、
コミュニケーションが円滑になる
だけではなく、診察に対する緊張や不安を
緩和する効果が期待できます。

子どもの興味にあわせて会話しようとする
医師の姿勢は、保護者の目から見ても
好感や安心感が持てるでしょう。

患児との会話を通して、どのような番組や
キャラクターが人気なのかがわかると、
診察室や処置室のディスプレイや、
診察後のご褒美を考える際にも役立ちます。

また、キャラクターを使用した
プレパレーションは、幼児期や学童期の
子どもたちが主体的に治療を受けるために有効な方法です。

低年齢児への術前プレパレーションに
関する研究によれば、人気アニメ
キャラクターがデザインされた術衣や
ストレッチャーを用いたプレパレーション
に対して、7割の患児が興味や関心を示し、
8割の患児は手術室への入室時に啼泣や
ぐずりが見られなかったといいます。

また、学童期の患児についても、
愛着のあるキャラクターを用いた
絵本形式のプレパレーションによって、
主体的に治療に臨めるようになったと
する研究結果があります。

子ども向け番組は患児との共通の話題に
しやすく、会話の中で患児の好きな
番組やキャラクターを把握しておけば、
プレパレーションが必要な場面でも
役立つ可能性があるのです。

20年以上続く子ども向け番組5選

20年以上続く子ども向け番組は
多数ありますが、今回はとくに
子どもたちに人気の高いアニメ番組
について、5つ紹介します。

1.それいけ!アンパンマン

幼児向け番組の王道であるアンパンマンは、
1988年にテレビアニメとしての放送が
開始されました。

男女問わず人気のあるキャラクターで、
とくに3歳くらいまでのお子さんとの
共通の話題になります。

診察室にアンパンマンのイラストや
マスコットなどを置いておけば、
患児の興味や関心を引きつけて、
会話のきっかけになるでしょう。

2.仮面ライダー

仮面ライダーシリーズは、1971年から
テレビ放送を開始しており、50年以上
愛され続けている番組です。

3歳から小学校低学年ころまでの男児
との共通の話題にしやすいでしょう。

仮面ライダー図鑑や映画、DVDなどを
通じて、歴代の仮面ライダーに詳しく
なっている子もいるため、
自分が子どもの頃に観ていた
仮面ライダーの話題で盛り上がれるかもしれません。

3.スーパー戦隊シリーズ

45年以上の歴史をもつスーパー戦隊
シリーズも、男児との共通の話題に
しやすい番組です。

女性ヒーローも出てくるため、
男きょうだいがいる女児との話題にも
しやすいでしょう。

複数名いるヒーローの中で誰が
好きなのかを聞いたり、必殺技を
教えてもらったりすると会話のきっかけになるでしょう。

4.ドラえもん

男女問わず、小学生くらいまでの患児との
話題にしやすいのがドラえもんです。

テレビ放送が始まって40年経ちますが、
キャラクターやストーリーに大きな変化
がないため、話題にしやすいのが魅力です。

「ドラえもんの道具のなかで何が好き?」
「どこでもドアがあったらどこに行ってみたい?」
といった話題を持ちかけてみるのもよいでしょう。

5.ポケットモンスター

1997年からテレビアニメの放送が開始した
ポケットモンスターは、年齢を問わず
幼児期や学童期の子どもたちに人気の番組です。

アニメだけではなく、テレビゲームや
カードゲームでも人気が高いため、
小学校中〜高学年の子どもとの話題にもしやすいでしょう。

20年以上続く子ども向け番組には、
この他にも「ちびまる子ちゃん」や
「クレヨンしんちゃん」、「忍たま乱太郎」、
「名探偵コナン」などがあります。

共通の話題で盛り上がれば患児との信頼関係が深まる

20年以上続く子ども向け番組は、
患児との共通の話題にしやすく、
話のきっかけ作りには最適です。

共通の話題で盛り上がれば
会話が弾むだけではなく、患児との
信頼関係が深まりやすくなるでしょう。

自分が子どもの頃に観ていた番組や、
自分の子どもや孫が観ている番組などを
思い出しながら、患児との共通の話題を
探してみてはいかがでしょうか。

看護師 S.H.


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