スキルアップ スキルアップ検体検査医師執筆 夏の"発熱+消化器症状"で注意したい細菌性食中毒と感染症 2026年8月7日 夏になると、発熱に嘔吐・下痢・腹痛を伴う患者さんが外来に増えます。多くは自然軽快する感染性腸炎ですが、なかにはO157など、重篤化し得る感染症の可能性があります。加えて腹部症状が強くない場合には、熱中症や脱水症との鑑別も問題になります。 そこで今回は、夏の食中毒を見逃さないための問診・検査の見方を整理しました。もくじ ...
スキルアップ スキルアップ検体検査医師執筆 開業医が知っておきたい|AST/ALTの軽度上昇における診療ポイント 2026年7月24日 健診や一般外来で頻繁に遭遇するAST/ALT※の軽度上昇。※AST:アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(GOT) ALT:アラニンアミノトランスフェラーゼ(GPT) アルコールの過剰摂取や食べ過ぎなどで上昇することもあるため、意外と見落とされるかもしれませんが、そこには、肝疾患・肝外疾患が潜んでいるかもしれません。...
スキルアップ スキルアップ検体検査医師執筆 低Na血症の鑑別:“よくある異常値”に潜む危険疾患と注意したい夏の脱水 2026年7月21日 高齢者の外来でよく見られる低ナトリウム血症(低Na血症)は、軽度なものであれば、まずは経過観察をすることが多いのではないでしょうか。 しかしその背景には、副腎不全や抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)などの危険疾患、薬剤性低Na血症、そして夏場の脱水が潜んでいることがあります。これは、高齢者に限った話ではなく、...
スキルアップ スキルアップ検体検査医師執筆病診連携 クリニックで実施したい「動悸」の鑑別診療とは? 2026年6月16日 動悸は、循環器内科だけでなく、一般内科の外来診療においても非常に多く遭遇する症状のひとつです。 患者さんは「心臓が止まるのではないか」といった不安を抱えて受診されることが多いです。 そのため医師は、その動悸が命に関わる危険な疾患に由来するものか、それとも緊急性の低いものか、を見極めて、適切な初期対応をすることが求められ...
スキルアップ スキルアップガイドライン検体検査医師執筆 「高血圧治療ガイドライン 2025」に基づく処方のポイント 2026年6月4日 日本の成人において最も有病率が高い高血圧ですが、適切にコントロールされているのはわずか3割で、一筋縄ではいきません。 特に、自覚症状のない患者さんに潜む「夜間高血圧」や「仮面高血圧」によるサイレントな臓器障害を、いかに早期にスクリーニングし、予後悪化の芽を摘むかが臨床の最前線で問われています。 また、これまでの「単剤を...
スキルアップ スキルアップガイドライン検体検査医師執筆 「高血圧治療ガイドライン2025」から読み解く初診時の鑑別診断 2026年6月2日 高血圧は、日本の成人においてもっとも有病率の高い疾患であり、患者さんの数は約4,300万人に達すると推計されています。 しかし、そのうち治療によって血圧が適切にコントロールされているのは全体のわずか約3割(約1,200万人)にとどまっています。残り約7割は以下の理由でコントロール不良です。 治療中であるもののコントロー...
医院運営 医院運営医師執筆監修記事病診連携 医療連携のポイントvol.2「診療情報提供書(紹介状)の質・患者さんへの説明・地域連携」 2026年5月18日 第1弾の記事でご紹介した紹介のタイミングを見極めた後に重要となることは、「いかに確実にバトンを渡すか」です。 どれほど適切なタイミングで紹介しても、診療情報提供書(紹介状)の内容が不十分であったり、患者さんの納得感が欠けていたりすれば、紹介先での診療にブレーキがかかり、結果として患者さんの不利益を招きかねません。 そこ...
医院運営 医院運営医師執筆監修記事病診連携 医療連携のポイントvol.1「かかりつけ医(プライマリケア医)から専門医へ紹介するタイミングを見極める 2026年5月14日 日々の外来において、「これは専門の先生に、お願いした方がいいかな」というシーンに日常的に遭遇します。 かかりつけ医(プライマリケア医)から専門医への紹介(医療連携)は、患者さんを適切な医療へとつなぐ重要な役割を担っており、紹介のタイミングと質が、患者さんの予後に直結することも少なくありません。 そこで今回は、日常診療の...