医療知識を持たない患者さんは、
「この症状は何科を受診すればいいの?」
と迷うことが少なくありません。
さらに、仕事や育児、介護などで、
診療時間内に受診できる機会をなかなか取れず、
受診を先送りにしてしまうこともあります。
そんな患者さんを、正しい診療科、
そして自院に導く方法として、
「ホームページに病名コンテンツを増設する」
という方法があります。
詳しく見てみましょう!
病名コンテンツとは?
病名コンテンツは、クリニックや病院のホームページなどで、
病気の症状や原因、治療法などを紹介するための記事コンテンツを指します。
例えば内科であれば、生活習慣病などの病名を一覧にして、
そこから各病名の説明記事にリンクするというスタイルが多いです。
記事は、文章だけで説明したものやイラストや写真を交えたものなど、
いろいろな書き方があります。
重要なのは、患者さんの知りたい内容が網羅され、
読みやすくわかりやすい内容であることです。
病名コンテンツが必要な理由とは?
患者さんは、経験したことのある症状なら、
受診する科をすぐに決められるでしょう。
例えば、風邪症状なら内科、
目が痒いなら眼科を受診することをすぐ思いつくはずです。
しかしこれが、
「右下腹の痛みが続く」という症状ならどうでしょうか。
きっと、内科なのか、整形外科なのか、婦人科なのか、と
受診先を迷ってしまうことでしょう。
すべての診療科を受診するには、
時間的にも金銭的にも負担が大きいです。
そんなときに患者さんは、
今の症状はどんな病気が原因なのか、
何科を受診すべきかをインターネット検索します。
そこで役立つのが、病名コンテンツです。
病名コンテンツに書かれている病気の中に、
自分の症状と同じものがあれば、
疑われる病名や受診すべき診療科がわかります。
さらに患者さんが
「右下腹痛い (市町村名) クリニック」のように、
「(疑われる病名) (市町村名) クリニック」と
検索した場合には、
病名コンテンツが充実しているクリニックのホームページが
上位表示される確率が高くなります。
このように、充実した病名コンテンツはSEO対策にもなり、
インターネット上で看板のような役割を果たしてくれます。
病名コンテンツはだれが書く?
先生ご自身が病名コンテンツを書く場合、
執筆に時間がかかることはもちろん、
構成や内容、SEO対策を学ぶ時間や更新作業などの負担がかかります。
日々の診療に加えてこれらの時間を取ることは、
あまり現実的ではないでしょう。
そのため、病名コンテンツは専門のノウハウを持つ看護師ライターや
医療ライターに外注するのがおすすめです。
医療知識とコンテンツマーケティングの知識を
併せ持つライターは希少ですが、
下記の方法で検索・外注が可能です。
■クラウドソーシングサービスを利用する
現在はクラウドソーシングサービスと検索すると、多くの企業がヒットし
外注先を無料で検索できます。
様々な職種の方が登録しており、フリーランスの看護師ライターや
医療ライターも多く在籍します。
ただし、玉石混交ですので、下記のポイントを押さえて
検索すると良いライターと出会えるでしょう。
- 評価が高い
- 実績件数(受注した仕事の件数)が多い
- ライター歴が1年以上
- プロフィールに経歴が詳しく書かれている
- レスポンスが早い
クラウドソーシングサービスでは検索や依頼の掲載は無料ですが、
仕事を依頼する場合にはサービス利用料として依頼料が必要です。
■インターネット上で検索する
医療ライターのホームページをインターネット検索してみましょう。
クラウドソーシングサービスに頼らず、
事務所や個人で仕事している医療ライターは、
実力が高い傾向にあります。
病名コンテンツの増設方法は?
すでにホームページがある場合で、
先生やスタッフがコンテンツを増設されるなら
病名コンテンツの作成依頼のみで問題ないでしょう。
また、ブログコンテンツがある場合には、
病名コンテンツとして代用する方法もあります。
ホームページの維持・管理を制作会社に依頼している場合は、
制作会社に相談が必要です。
まとめ:病名コンテンツは受診への道しるべになる
患者さんの状態や症状に合った診療科やクリニック選びには、
内容の充実した病名コンテンツが必要です。
患者さんが受診したくなるようなホームページのコンテンツを作り、
集患数アップを目指しましょう。
ぜひ、病名コンテンツの導入をご検討ください。
看護師 S.H.