スキルアップ スキルアップガイドライン検体検査医師執筆 インフルエンザ・ノロウイルス等の冬季感染症における循環器疾患患者さんの診療ポイント 2026年9月24日 冬になると、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症などの呼吸器感染症が増加します。また、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎も流行しやすく、嘔吐や下痢による脱水に注意が必要な季節です。 高血圧、狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈などの循環器疾患をもつ患者さんでは、こうした感染症が基礎疾患を悪化させる「...
スキルアップ スキルアップガイドライン検体検査医師執筆 糖尿病患者さんのマネジメント|専門医でなくても実施したい院内検査とOGTT 2026年9月16日 厚生労働省の調査では、国内で「糖尿病が強く疑われる者」は約1,100万人と推計されています。一方、糖尿病専門医の医師数は十分ではなく、すべての糖尿病のある人を専門医だけで診療することは現実的ではありません。 そのため、糖尿病を専門としない医師も日常診療のなかで糖尿病診療を担い、必要に応じて専門医と連携していくことが重要...
スキルアップ スキルアップガイドライン検体検査医師執筆 治療ガイドライン2025から考察|高血圧の処方はどう選ぶべき? 2026年8月31日 高血圧は、日常診療でもっとも頻繁に遭遇する慢性疾患のひとつです。脳卒中、心不全、虚血性心疾患、慢性腎臓病(CKD)など多くの疾患のリスクとなるため、適切な血圧管理は患者さんの予後を大きく左右します。 一方で、実臨床では「とりあえずアムロジピン」「前医からの処方を継続」といった“Do処方”になりやすい領域でもあります。 ...
スキルアップ スキルアップ検体検査医師執筆 残暑期に増える睡眠障害を見逃さない|循環器リスクとの関係 2026年8月25日 睡眠障害があると、夜間血圧が乱れたり、自律神経のバランスが崩れたりします。また、高血圧や不整脈などの循環器リスクを高めることも少なくありません。さらに、睡眠時無呼吸症候群(SAS)など夜間高血圧に関連する疾患が隠れているかもしれません。 だからこそ、クリニックの診療では睡眠の状態を簡単にスクリーニングし、気になるサイン...
スキルアップ スキルアップ検体検査医師執筆 夏の"発熱+消化器症状"で注意したい細菌性食中毒と感染症 2026年8月7日 夏になると、発熱に嘔吐・下痢・腹痛を伴う患者さんが外来に増えます。多くは自然軽快する感染性腸炎ですが、なかにはO157など、重篤化し得る感染症の可能性があります。加えて腹部症状が強くない場合には、熱中症や脱水症との鑑別も問題になります。 そこで今回は、夏の食中毒を見逃さないための問診・検査の見方を整理しました。 もくじ...
スキルアップ スキルアップ検体検査医師執筆 開業医が知っておきたい|AST/ALTの軽度上昇における診療ポイント 2026年7月24日 健診や一般外来で頻繁に遭遇するAST/ALT※の軽度上昇。※AST:アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(GOT) ALT:アラニンアミノトランスフェラーゼ(GPT) アルコールの過剰摂取や食べ過ぎなどで上昇することもあるため、意外と見落とされるかもしれませんが、そこには、肝疾患・肝外疾患が潜んでいるかもしれません。...
スキルアップ スキルアップ検体検査医師執筆 低Na血症の鑑別:“よくある異常値”に潜む危険疾患と注意したい夏の脱水 2026年7月21日 高齢者の外来でよく見られる低ナトリウム血症(低Na血症)は、軽度なものであれば、まずは経過観察をすることが多いのではないでしょうか。 しかしその背景には、副腎不全や抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)などの危険疾患、薬剤性低Na血症、そして夏場の脱水が潜んでいることがあります。これは、高齢者に限った話ではなく、...
スキルアップ スキルアップ検体検査医師執筆病診連携 クリニックで実施したい「動悸」の鑑別診療とは? 2026年6月16日 動悸は、循環器内科だけでなく、一般内科の外来診療においても非常に多く遭遇する症状のひとつです。 患者さんは「心臓が止まるのではないか」といった不安を抱えて受診されることが多いです。 そのため医師は、その動悸が命に関わる危険な疾患に由来するものか、それとも緊急性の低いものか、を見極めて、適切な初期対応をすることが求められ...
スキルアップ スキルアップガイドライン検体検査医師執筆 「高血圧治療ガイドライン 2025」に基づく処方のポイント 2026年6月4日 日本の成人において最も有病率が高い高血圧ですが、適切にコントロールされているのはわずか3割で、一筋縄ではいきません。 特に、自覚症状のない患者さんに潜む「夜間高血圧」や「仮面高血圧」によるサイレントな臓器障害を、いかに早期にスクリーニングし、予後悪化の芽を摘むかが臨床の最前線で問われています。 また、これまでの「単剤を...
スキルアップ スキルアップガイドライン検体検査医師執筆 「高血圧治療ガイドライン2025」から読み解く初診時の鑑別診断 2026年6月2日 高血圧は、日本の成人においてもっとも有病率の高い疾患であり、患者さんの数は約4,300万人に達すると推計されています。 しかし、そのうち治療によって血圧が適切にコントロールされているのは全体のわずか約3割(約1,200万人)にとどまっています。残り約7割は以下の理由でコントロール不良です。 治療中であるもののコントロー...