アークレイ株式会社(以下、アークレイ)は 5月20日に長崎県および長崎市と立地協定を締結し「京都研究所」に次ぐ国内の開発拠点として開設に向け準備を進めてきました。アークレイは医療検査機器の開発に必要な機械・電気・ソフトウエアの専門分野の知見を有する人材を輩出し続けている長崎に「アークレイ長崎開発センター」を開設し、即戦力となる人材の採用を通じて、長崎の基幹産業の育成や人口減少対策の一助となれるよう事業活動を行います。
今後の計画
医療検査機器の開発技術を持つ長崎の新卒学生・技術者を 3年間で30人程度採用することを計画しています。医療検査機器のソフトウエア開発からはじめ、機械設計や診断薬の開発など医療検査システム全般の開発を担う開発拠点への拡大を目指します。
長崎県に拠点を開設する思い
長崎県は造船業で栄え、医学部だけでなく工学系学部など医療検査機器開発の基礎にもなる分野の教育を行う大学が多くあり、優秀な人材が豊富です。また、産官学の連携による人材育成を進めており、今回新たな開発拠点を長崎市に置くことで優秀なエンジニアの集積に繋げていきます。高度な製品開発を行える技術者の採用を、本拠の関西だけではなく長崎を中心とした九州エリアでも進めることで、医療検査機器エンジニアの就業の地として長崎が選択される素地作りに寄与できるものと考えています。さらに、造船業で培われた長崎のエンジニアリング力を、医療検査機器開発という新たな領域に広げ、基幹産業の育成の一助、雇用を通じた地域活性化に貢献します。
アークレイ長崎開発センターの概要
名称 | アークレイ長崎開発センター株式会社 | |
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所 在 地 | 長崎県長崎市万才町3-5 朝日生命長崎ビル12F | |
事業内容 | 臨床検査用の機器のソフトウエア開発 | |
事業開始時期 | 2020年8月13日 | |
人員体制 | 開設後3年で社員30名程度 |