患者さんが受診したくなるホームページの作り方

新型コロナウイルスの感染が再拡大している中、
これまで以上に自宅で過ごす人が増え、スマホや
パソコンに向かう時間も延びています。

「かかりつけ医」を探してインターネット上で
近隣のクリニックを検索する患者さんも増えている
のではないでしょうか。

そんな時にまず患者さんが目にするのはクリニックの
ホームページです。


そこで今回は、患者さんがクリニックを受診したくなる
ホームページの作り方について紹介します。

患者さんが受診したくなるホームページを作る4つのポイント

患者さんがクリニックを受診したくなる
ホームページとはどのようなものなのか
考えてみると、ホームページを作るポイントが
見えてきます。

1. 診療内容を明確にする

患者さんが近隣のクリニックを検索する動機には、
何かしらの症状で困っているタイミングが多いと
思います。

この症状を診てもらえるのだろうか?
どの診療科に行けばいいのかわからない…
など、不安を抱えた患者さんがクリニックの
ホームページを見て、
「ここで一度相談してみよう」と一歩踏み出すための
情報を掲載しておく必要があります。

そのためには、標榜している診療科だけでなく
診療をしている代表的な症状や病気の例を挙げて
おくとわかりやすいです。

また、問合せフォームを設置しておくことで、
メールでの問合せを促すのもひとつです。

2. クリニックの情報を細かく載せる

患者さんが最初に知りたいのは、
診療時間・診療日・場所です。

これらは目につきやすい場所に配置しましょう。

次に、どのような強みがあるのか、
また開業した目的を紹介しましょう。

例えば、
看護師が多いので、よりきめ細やかな対応ができる、
患者さんへの説明にしっかり時間をかけている、
医師に言いにくいことがある場合は
看護師が話を聞くことができる、
このような病気で悩む方のお手伝いをしたい、
などです。

また、どのような治療を行っているか、
具体的な内容を記載しておきましょう。
できれば、診察~治療の順序などを記載しておくと
患者さんは安心して受診できます。


また、具体的な病名や治療法、検査など、
とくに力をいれている項目についても記載します。
このような項目は個別ページを作成しましょう。
なぜならば、インターネットで検索した場合、
ページ数が多いほど検索結果に表示されやすく
なるからです。

SEOを意識してキーワードを取り入れると、
アクセス数のアップにもつながります。

※SEO:
検索エンジン最適化の略。
グーグルなどの検索エンジンで検索した場合、
上位に表示されやすくなるもの。

しかし、治療内容の記載で気を付けたいのは
広告規制です。

具体的な効果をうたうことや患者の口コミなど、
厳しい規制がありますので注意しましょう。

3. 院長や従業員のプロフィールを充実させる

どんな医師や従業員が働いているかなども、
受診しようとしている患者さんが気になることの
ひとつです。

特に、医師の顔や人柄を知りたい方は多いものです。

そのためにも、医師のプロフィール紹介に
顔写真を載せておきましょう。
きりっとした顔よりも、にこやかな表情の方が
親しみを持ちやすくなります。
できれば写真はプロに依頼する方がよいでしょう。

次に、院長の経歴です。
院長の経歴は出身地や出身校など
詳しく書いておくといいでしょう。
あまり自分の話を書きたくないという
先生もいますが、多くの情報を載せておくと
信頼感を与えることができます。

また、院長のこれまでの実績も大切です。
例えば、〇〇の治療はこれだけの件数がある、
○○の専門医や指導医の資格を持っている、
などです。
専門の知識や実績があると
患者さんも安心して治療を受けることができます。

さらに力を入れたいのが、
院長の患者に対する強い想いです。
定型文ではなく、普段院長が思っていることを
書いていきましょう。

例えば、
体調が悪いときでもゆったり過ごせるように
インテリアに気を使った、
心配ごとがあった場合相談できるように
カウンセリング室を作った、
など、院長独自の考え方を
アピールしていきましょう。

また、なぜここで開業したか、
なぜこの専門分野にこだわったか、
ということを書いておくことも大切です。

自分で書くのが難しい場合は、
インタビューの専門ライターに
依頼するといいでしょう。

4. SNSを活用するという手もある

ホームページを見てもらうために、
SNSを活用するという方法もあります。

最近では、スマホを使用する人が増えたため、
TwitterやFacebookを見る人が増えています。

Twitterはそのつぶやきのあとに、
ホームページのアドレスを加えると
つぶやきに共感した人にも
見てもらうことができます。

また、Facebookにクリニックの紹介を
書いてみてもいいでしょう。
Twitterと違い、発言を固定ができるので、
長い間に多くの方に見てもらう機会が増えます。
またコメントをしてもらったり、
イイネを押してもらったりすると、
拡散してもらえるのもSNSのメリットです。

このように、それぞれの強みを
うまく利用していきましょう。

まとめ

今回紹介したように、自分のクリニックの強みや
理念、手厚い対応、
実際の診療内容、診療風景などを事前にホームページで伝えることで
患者さんの不安を和らげ、受診へのハードルを下げることが
できます。

ただし、医療機関の広告規制は
年々厳しくなっていますので、
どのようなものが規制になるのか、
事前に調べておくようにしましょう。

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