クリニックブログをうまく活用!メリットと注意ポイントとは?

先生のクリニックにはホームページがありますか?

YESとお答えの先生に質問です。

クリニックのホームページにブログページはありますか?
ブログは定期的に記事を更新することで、
大きな効果を生みます。
しかし、運用方法によっては逆効果になってしまうことも!

今回はブログの運用方法について詳しく解説したいと思います。

クリニックのブログとは?

クリニックのブログは、クリニックのホームページ内
もしくは、ホームページのリンク先に設けられた
ブログコンテンツのことです。

多くの場合、患者さんにクリニックへの親しみを
持ってもらうことや、有益な情報の提供、集患などを
目的としています。

下記のような内容がよく書かれています。

■クリニックからのニュース
 空気清浄機や加湿器などの設備の導入、予防接種の受付開始、休診日の変更や長期休診日のお知らせ、新しいスタッフの紹介など
■病気や症状の解説
 Q&A形式の病気や症状の説明、病名コンテンツ、医療論文の解説など
■先生やスタッフの日常
 先生の趣味や読んだ書籍の紹介、グルメ情報、スタッフの日常など


これらの内容は、先生やクリニックのスタッフが書くほか、
外注ライターに任せている場合もあります。

ブログを上手に活用するポイント

ブログは自由度の高いツールです。

しかし、上手に使わなければ利益にならないばかりか、
クリニックのイメージダウンにも繋がってしまいます。

上手に活用するポイントをいくつかご紹介します。

■患者さんにとって有益な情報と、受診を促す内容を織り交ぜる

医療の時事問題、最新の論文・学会情報をわかりやすく解説します。
そして、
「このような症状があれば当院を受診してみてください」
など、受診に繋がる内容を盛り込めば、集患に効果的です。

■クリニックの設備やサービスの更新内容や、詳細な紹介をする

時間の経過とともに必要な設備やサービスは変わっていきます。
これらの更新情報は、クリニックが最新の設備を備えていることを示し、
患者さんに安心感を与えます。
また、新たに導入した治療・検査設備を紹介することで、
必要としている患者さんの来院が期待できます。
特に最近では新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、
院内の感染対策について気にする患者さんが増えています。

■SEO対策を意識した内容を書く

ブログは、キーワードを散りばめやすく、
ニッチな需要を満たすのにも最適です。
こんな症状に悩んでいるけど、どこで診てもらえば…と
悩まれている方に有益な情報を提供できれば、
受診に繋がる可能性が増えます。

■先生やスタッフの日常を時々載せる

初めて会った人に対して、緊張したり不安を感じたり
することは少なくありません。
患者さんが初めてクリニックを訪れるときも、
同じことが言えます。
ブログで先生やスタッフの人柄を知る機会を設けることができれば、
患者さんの安心感に繋がるはずです。

逆効果となる運用方法

活用ポイントをご紹介しましたが、
運用方法や内容によっては逆効果になる場合があります。
その注意するべきポイントを見てみましょう。

■更新が滞っている

ブログには、記事を書いた日付が掲載されます。
つまり、一番新しい記事の日付が古いと、
ブログ更新ができていないことが一目瞭然です。
これは、クリニックへの不信感に繋がりかねないので、
ブログを更新するか、更新を外注する、ブログページへの
リンクを削除するなどの対応が必要になります。

■私的な内容ばかりになっている

ブログの更新内容が、クリニックと全く関係のない
私的なものが続くのは避けたほうがいいでしょう。
クリニックのブログではなく、
個人の趣味ブログや雑記ブログになってしまいます。

■患者さんが「私のことかも!?」と思う内容

患者さん個人を特定できるような内容は
守秘義務違反になることはもちろんですが、
イニシャルでぼかしたとしても不適切です。
患者さん個人のことに触れる内容は避けましょう。

ブログ運用は「ひとりで抱え込まない」が鉄則

ブログの更新は、人によっては重荷になることがあります。
更新内容に毎回悩んだり、
更新してもアクセス数が増えなかったりすると、
ブログを続けるモチベーションが下がってしまうことでしょう。
記事作成は、クリニックスタッフに依頼したり、
外注したりする方法もありますので、
先生がひとりで頑張りすぎないことが大切です。

ブログは続けることで、SEO対策や集患数アップなどの
良い効果が期待できます。
ぜひ、上手にブログを活用しましょう。

看護師 S.H.

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